Walt Disney World(WDW)に行った話 - 2: 荷造り / 食料・洗濯・アメニティ・もっておいた方がよさそうなもの事情
5月にWalt Disney Worldに行ったときの備忘録の続編です。前回が6ヶ月前の話なら、今回は1ヶ月~前日までの話です。
前:
WDWに何持って行く?
Walt Disney Worldに行く際に持って行くものは人によって差はありそうですが、調べた結果自分たちは次のリストにあるものを持って行きました。 何で持って行ったか?と実際に持って行ってどうだったかを備忘録としてまとめておきます。
WDW特有のものだとヘアゴムが一番特殊な気がしています。(そしてアメリカで手に入りにくい気がする)
実際に持って行ったものリスト
- 衣類
- 服
- 予備の靴
- 日本にいると忘れがちなやつ
- スリッパ(とサンダル)
- 歯ブラシ等の洗面用品
- 湿布・常備薬
- 食料
- 洗濯グッズ
- 洗濯洗剤
- 洗濯物ひも・フック
- 洗濯ネット
- パークでの活動向けグッズ
- カメラ
- パーク用のバッグ
- レインコート
- 日焼け止め
- 虫除けスプレー
- ヘアゴム(MagicBand用)
- 湿布・常備薬
- サインペン
衣類
10泊12日という我が家的には前代未聞の長さの旅行だったため、とにかく大量に持って行きました。
5月のWDWは気温は朝は25度前後でも昼間は35度まで行くことがあるかなりの気温差がある気候であるため、何らか1枚羽織れるモノがあったほうがいいです。 羽織れるモノはどのタイミングで使うのかというと、朝などの日が昇っていないタイミングでのバスで、極寒といっていいほど冷房がかかっているケースがあり、それから身を守るのがメインですが…w
ちなみにアメリカ人たちはびっくりするほどほぼすべての方がハーフパンツです(もう例外なく)。 長ズボンだなーと思って顔を見ると明らかに同郷の方であることが非常に多かったので、5月で抵抗ない方はハーフパンツをメインに持って行った方が現地で浮かなくてすむと思います。
あと、靴は予備のものを持って行った方がいいです。スコールでビシャビシャにされたり、汗でビシャビシャにしたりといろいろと濡れるタイミングがあるため、乾燥剤を入れて休ませられる日を用意できたのは良かったと思います。
スリッパ/サンダル
スリッパはアメリカのホテルには当然ありません。自分で持って行く必要があります。 使い捨てのスリッパでもいいと思いますし、何らかのサンダルでもいいと思います。
また、これはWDW固有の事情なのですが、思っていたよりもフードコートと自分の部屋を行ったり来たりすることになります。
フードコートで食事を食べたり、ちょっとしたお土産を買うことがあるのはもちろんなのですが、WDWの直営ホテルにはRefill Mugという仕組みがある関係で、フードコート(もしくは、ドリンクサーバーのある場所)を行ったり来たりすることになります。 これはソフトドリンクが専用のMug(といっても日本のマックのソフドリの2倍くらいのサイズがある容器ですが)を購入してドリンクバーを使うと、滞在中のドリンクが全部タダになるというやつで、かなり便利な仕組みです。
ref: https://disneyworld.disney.go.com/dining/pop-century-resort/everything-pop-dining/menus
ちなみに、Mugは持って帰れますし、中身を補充してパークに持って行くこともできます。 ただし、パークでは補充できない上、カップの作りがややチープなので、水筒代わりにするとふたが取れて大惨事になりかねないなという感じでした。 そのため、これを当てにして水筒を持っていかない判断はやめておいた方が良さそうです。
それを考えると、ホテルの部屋とフードコートをラフに行ったり来たりできるサンダルの方がよいです。 自分は無印良品で買った足なりサンダルを持って行きました。
歯ブラシ等の洗面用品
日本にいると忘れがちですが歯ブラシなんてものはアメニティにないので日本から持って行きましょう。
ちなみに、ボディソープ・シャンプー・リンスはH2Oのやつが入っているので粗悪なものではないです。 気になるようであれば日本から持って行きましょう。
湿布・常備薬
WDW旅行では少なくとも毎日1.5万歩をあるくことを見越して、足をケアできるグッズを持って行ったり、いくつか常備薬を持って行くのがいいと思います。 自分たちは足のケア用に湿布と、明らかに食事が偏ることを見越してビタミン剤を持って行ったほか、解熱鎮痛剤・胃腸薬等の常備薬を持って行きました。
食料
日本食
WDWの食事はEpcot等の一部のパークを除き、ほぼAmericanと呼ばれるカテゴリーのレストランになっています。 これはクイックサービスタイプのレストランだと特にそうで、油断していると毎日何かしらのハンバーガーやサンドイッチを食べているといったことになりかねません。
日本人的にキツい人もいると思うので、きつねうどんを1回分だけ持って行きましたがこれはかなり良かったと思います(もちろん、アメリカの検疫で引っかかるので肉類はNGです!!)。 閉園間際まで遊んでいるとフードコートしかご飯の選択肢がなくなるのですが、フードコートは当然Americanなのでハンバーガーがメインになります。
これが続くとなかなかつらいので、そういうときにきつねうどん等の日本食を食べると良いと思います。 なお、お湯はフードコートでもらえます(無料)。
朝ご飯までサトウのご飯を持っていってふりかけご飯にするーという方もいらっしゃるようなのですが、個人的にはそこまではいらないかなあという感じです。 自分たちは基本的にパーク内で目に付いたフードワゴンや小さめのショップで食べ歩きメニューを買って朝ご飯としていることが多かったです。
水事情
パークの水は非常に高い(500円くらいする)ので、基本的に水は何らか別の方法で調達する必要があります。 日本から持って行くか、ホテルのウオーターサーバーで汲むか、Garden Grocerで届くようにしておくかの3択です。 基本的には、安く済ませようと思うと水筒はほぼ必須です。
日本から持って行く
これが一番安上がりで安心できます。スーツケースの預け入れ荷物の余裕のありそうなところに入れておくだけです。 自分たちは結構な量を持って行きましたが、5日くらいで全部使い切りました…
ホテルのウオーターサーバーから汲む
何らかの容器があれば、ホテル内にあるウォーターサーバーから浄水された水を汲むことができます。 ただ、ちょっと日本の水とは違う味がするので気になる人は厳しいかも… 自分たちは日本から持ってきた空のペットボトルにこの水を汲んで後半は使っていました。
Garden Grocerで届けてもらう
自分たちは使いませんでしたが、WDWで安く日用品をゲットする方法としては、ネットスーパーのGarden Grocerを使うのが一般的なようです。
Disney World Orlando, Grocery Delivery | Garden Grocer
これはホテルまで注文したものを届けてくれるサービスで、大量の水もホテルより明らかに安い値段で手に入るようです。 (日本で買うよりは高くなっちゃうかもですが…)
水だと辛い方へ
水だと辛い方は、粉末のアクエリアスやお茶を持って行くと良いです。 パーク内にも水が手に入る箇所はいくつかあるので、そこで水を補給した時に粉末のアクエリアス・お茶を入れればすぐに味の付いた飲み物にできます。
また、パーク内のクイックサービスレストランでは、お願いすると氷で冷えた水を別途いただけるので、氷で冷えた水を飲みたい!水筒に補充したい!という場合はこのあたりのテクを活用すると良いです。
洗濯グッズ
10泊まで行くとほぼ確実に洗濯が必要です。 洗濯はホテル内にある洗濯機・乾燥機で行えます。洗剤もそこで自販機から買うことができます。
当然、洗濯を安くすませるには日本から持って行けるモノは持って行く必要があるので、自分たちはヨドバシでアタックゼロのワンパックタイプを購入して持って行きました。
また、下着類などの一部の衣類は乾燥機にかける前に救出し、100円ショップで買ったハンガーに掛けて干していました。 干せる場所は正直かなり限られているので、洗濯ロープを持って行って、どうにか設置して洗濯物を干していました。 このロープはハンガーを掛けられる構造になっていて非常に便利でした。
パークでの活動グッズ
カメラ
Sony α7cⅡをちょっと前に買ってしまったので、カメラはこれを持って行っています。 レンズは東京でもパーク用の便利レンズとして名高いTAMRONの 28-200 F/2.8-5.6 Di III RXDを持って行っています。
今なら28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXDを持って行ってもいい気がします。(前者のレンズはちょっと発売されてから時期が経っているので)
なお、10泊もしているとこのサイズのレンズを持って歩くのはそれなりの気合いと根性が必要です。 スッと取り出して撮るにはカメラ自体もちょっと大きめの構成なので、この辺は気力や体力などを総合して決める必要があると思います。
バッグ
気力と体力という意味では、パーク内で使っていたPeak DesignのEveryday Backpack Zipはこの点の気合いと根性の必要量をだいぶ下げてくれる良い買い物でした。
Everyday Backpack Zip | Peak Design Official Site
このバッグはどこからでもジッパーを開けることができる上、細かく仕切りを自分で調整して使えるなどカメラバッグとはいえバッグパックとしての出来がとても高い点が気に入っています。
また、ショルダーストラップの可動もスムーズで変にねじれることがないため、背中にぴったりフィットして、体に無理のある姿勢を強要されることがない点が特に疲れにくさに貢献していて良いと感じています。 Peak Design製品は日本での購入の難易度が若干高いのですが、このバッグは銀一から購入できるので入手難易度は低めです。
レインコート or 折りたたみ傘/日焼け止め/虫除けスプレー: 気候への備え
オーランドは日本と比べて日差しが非常に強いです。そのため、日焼け止めはないととても辛い思いをすると思います。 できれば何度か塗り直しができると良いので、強いやつと塗り直ししやすいやつの2つを持って行きました。
朝部屋から出る前にアスリズムを塗って、日中肌がジリジリしているのを感じたらすぐにアクアリッチの日焼け止めを塗っていました。 幸い、ここまでやっていたからかはわかりませんが、毎日のシャワーが日焼けでしみるということはなかったです。
あと、アニマルキングダムは本当にジャングルみたいな場所なので、虫除けスプレーは一応つけておきました。 なお、虫除けスプレーは預け荷物にする必要があるのでそこだけ注意が必要です。 (自分の使っているものはトコジラミにも効果があるらしいものの本当かどうかは謎)
当然、レインコートも必須です。オーランドの雨はバケツをひっくり返したような雨と表現されるようなとてつもなく激しいスコールが降ることがあります。 基本的に、スコールは20分もすれば止む(実際自分たちのときもそれくらいで止んだ)のでみんな屋根の下で待っていることが多いのですが、普通に天気が悪くなって雨が降り出すこともあるので雨具は持って行った方が良いでしょう。
ヘアゴム
これはWDW特有ですが、MagicBand+と呼ばれるリストバンド型のデバイスを各所で使うことになります。 MagicBand+はパーク内でチケットとして利用したり、ホテルでルームキーとして利用したり、ショッピングの際の決済方法として利用したりと様々な場所で利用することになります。
MagicBand+は有料で購入する必要があり、ほとんどの機能をスマホで代用可能とはいえだいぶ便利な仕組みなので、長く滞在する予定がある方は購入することをオススメします。
しかしながら、このMagicBand+は少々取れやすいという欠点があります。 MagicBand+自体はバンドに留め具となるものが2つついており、これを反対側のバンドにある穴に止めます(Apple Watchのスポーツバンドと同じ)。 しかし、Apple Watchや一般的な時計のようなループ部品はついていないので、もしこの2つの留め具が外れてしまえばおしまいです。
ヘアゴムを活用して補助的な留め具にすることで意図せぬ落下を防止できます。 実際、自分も滞在中に気がついたら元々ついている留め具が外れていて、血の気が引いたことがあったのですが、無事にヘアゴムのおかげで一命を取り留めたので絶対にやっておくことをオススメします!
参考:
- 到着日ホテルにて~ルームキー、マジックバンド~ | ディズニー大好き まろんのブログ
- WDW・DLR必見 ディズニーマジックバンドプラス機能徹底解説 マジックバンド落下防止対策やバッテリー使用方法 | yumeno TABI blog
サインペン
サイン帳は現地にあるがサインペンはないので日本から持って行きましょう。 よくあるマッキーでいいと思います。
WDWは基本グリーティングしないと損です(これは今後書きます)
余談:WDWの荷物検査事情
WDWの荷物検査はまずセキュリティゲートをそのまま通過し、2nd inspectionが必要な人はキャストに声をかけられる仕組みになっています。 2nd inspectionは荷物をほぼすべて開けて確認することになりますので、混雑具合によってはかなり長い時間を検査に要する場合があります。
セキュリティキャストさんによると、金属製の棒状のもの・カメラなどの大きめの電子機器は非常に引っかかりやすいそうです。 ちょっと意外だったのはメガネケースで、そのヒンジの金属も引っかかる場合があるとのことでした。 (それを聞いてサングラスケースをその場で買って、日本から持ってきたメガネケースは部屋に置いておくことにしました)
このため、カメラや折りたたみ傘はセキュリティゲート通過時に手で持って前に突き出して通過することを勧められました。 日本人は特に折りたたみ傘を持って行く方が多いと思うので、このあたりは注意して通過するようにすると良いのかなと思いました。 ちなみに自分は2nd inspectionに引っかからなくなるまでに4日を要しました...w
おわりに
以上、荷造り編でした。次からちゃんと旅行記だよ!